★7つ
数々の心理本を見てきましたが、「なぜそのように陥っていくのか?」についてとてもわかりやすく書いてあります。小難しい説明より直球ストレートです。
私も周りも含め、いわゆる不安定に陥った人の特徴が見事に描かれてました。
”氷河期時代、就職難、転職すると即戦力、結果を出せない人間は根性なし、ダメな人間。”
”なにごとも上昇志向で 苦難に負けない”(無理矢理前向き思考)
そういったプロパガンタめいたここ数年の風潮に巻き込まれ
必要以上に自分を責める、背負い込む、責任の境界線がわからない(つけこまれる場合も)で
ずっと悩んでおり それを悩む自分が未熟でダメな人間だとずっと悩むことってかた けっこう多いと思います。
家庭の責任を学校に擦り付ける親にすり減らす教師。
自分ばかり押し付けてきて改善が見られないクライアント。
方や人一倍断れない性格で社外・社内とも板ばさみになったり、親の介護一手に引き受けて誰も助けてくれない・・・!!
これじゃあ 燃え尽きるはずです。
燃え尽きなかったらそれこそロボットです。
ロボットやコンピュータでもオーバ状態では?
気がついたら怒りの塊が腹の底にあって、私は一体どうなってしまったのと悩みに悩んでいた時にたまたま知った本でした。
これ以上無理したら倒れると強引に夏休みを取って たまたまこの本に出合えて良かったなと思える本です。
もっとみんなに読んでほしい!
著者が好きで手に取った本でした。 でも内容はまさに自分そのものでした。 私は今、会社に行くことが出来ないでいます。 この本に出合えたおかげで、自分が何なのか解りました。 同じ思いで苦しんでいる人もたくさんいるんだと勇気を貰いました。 今、1番の宝物の本です。私のような、自分がそうなってしまった人にお勧めなのは勿論ですが 会社で部下を持つ管理職の立場の皆さんにもぜひ読んで欲しい。 部下の能力を引き出すのも潰すのも上司次第ってトコ、ありますよね?
「燃え尽き症候群」の為の数少ない良書
約二年前から、軽い鬱だと診断されて、抗うつ薬や抗不安薬を飲み続け、うつに関する本はお医者さんが書いた本を読んだり、ワークブックに取り組みながら地道に闘病してきました。その間、病院を2度変えて、やっと今の病院で、前から自覚はあったものの、やっと仕事の「燃え尽き」によるうつ状態だと診断されました。それまでははっきり診断されず、「双極性」かも、とか軽い躁鬱かもと言われて、不安は募るばかりでした。 うつの事を書いた本は沢山ありますし、参考にもなったと思いますが、原因のはっきりしている私のような内因性ではないうつは、一般論を幾ら頭に入れても仕方がありませんでした。例えば更年期うつや内因性のうつとは、治る過程が違うのです。薬だけで治るものではありませんし、燃え!尽きた後、仕事に復帰するには再発の可能性を下げる為にも、ストレスの上手い逃がし方が必要になります。この本では、燃え尽きに焦点を当てて書いているので、読んでいて思い出しては苦しい部分もありましたが、為になったと思います。 苦しい時でも読み易いように、簡潔に薄く出来ているので、危険のある方やこれから復帰を目指す方に手にとって欲しいです。 まだまだこの分野の本は少ないので、もっと、燃え尽き症候群(バーンアウト)の為の良書が増える事を期待します。
アスクヒューマンケア
仕事で燃えつきないために―対人援助職のメンタルヘルスケア 伝えてますか、あなたの気持ち―人づきあいの難問をとく35のコツ 共依存かもしれない―他人やモノで自分を満たそうとする人たち (10代のセルフケア) バーンアウトの心理学―燃え尽き症候群とは (セレクション社会心理学) アダルト・チャイルドが自分と向きあう本
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