アダチルなんて。気にするな!
実践しないと意味がない本。
ワークは書き込み形式になっていて、自分の過去の傷を癒すことで、立ち直りたい人には、いいと思う。
が、心に余裕のない方や、その後の自分のしばらくの変化に戸惑う感じの人には、お奨めしがたい。
過去の傷に、触れるのはそれだけでもつらいことだからだ。勇気のある人、軽い気持ちで、トライできる方にはいいと思う。
よく考えてみると、誰でもひとつや二つは、心の傷はあるだろう。完璧な親など存在しないのだから。完璧でなくてもいいんだ。
アダチルからの回復は、この思い出し、再体験以外にもきっとある!
生きづらさを感じているあなたに・・・自分で自分を癒してあげましょう
私は子供の頃に両親の離婚を経験しており、当時かなりつらかった思い出があります。
しかし、そんな昔の痛みはとっくに癒えていると思っていました。
ところが、たくさんのワークをこなすうちに、
私のこころはまだこんなに痛くて、小さい私はビービー泣いてたんだと
気づかされました。
つらかった当時を再度体験するような、
かなりハードなワークも盛り込まれています。
ワーク途中はボロボロ泣いてしまって、
翌日目は腫れているわ、胃は痛いわで本当に大変でした。
大きなトラウマを抱えている方は、
信頼できる方とワークを行った方が良いと思います。
最終ステップまで進み、
小さな私を癒してあげて、正しいコミュニケーションを学べたとき、
まさしく「本当の自分を取りもどせた」と思います。
20年間ずっと雨模様だった心が、晴れわたったような清々しい気分です。
そして、この本を読むきっかけとなった、本来の悩みも解決しつつあります。
「三つ子の魂百まで」と言いますが、子供時代の家族関係というのは
その人の人格や、人生までも左右してしまうんだな・・・と実感します。
著者の西尾和美さんは、
「アファメーション(自分を肯定する言葉)」の本も出版されていらっしゃいます。
この本も、誰も何も否定せず、優しさにあふれている本でした。
西尾先生のワークショップに参加しました。
障害を持っている子供にどうしてもきつくあたってしまう自分に疑問を持っているときに子供とともに通園している施設で西尾先生のワークショップがあると聞き参加しました。そのときにテキストとして配られた本です。自分のつらさを子供に投影してしまう原因や自分の経験に納得できていないことで(たとえ幼少期のことでも)負った傷を周囲にばら撒いてしまうこと。それを解決するのが親としていかに大切なことかわかります。ワークが復習できる一冊。
実用的
大きく分けて、過去の傷を癒すワーク(絵を書いたり、出さない手紙を書く)とこれからの人間関係を良くするワーク(怒りの処理の仕方、相手の話しを傾聴するなどのコミュニケーションスキル系)、の2部構成で書かれています。類似品に、ジョンブラッドショーの「インナーチャイルド」がありますが、こちらはトラウマを各発達段階に応じて癒していくという、かなり難しい内容です。一方このワークブックは、好きな場所から始められます。傷を癒すワークの前に、日頃の人間関係で陥りやすい状況に対処することも可能だと思います。 過去のトラウマを再現するワークもありますが、これは精神的負担が大きいので、コンディションを考えてすることをお薦めします。
この通りににやれば・・・・
この本はインナーチャイルドの癒し方や 両親や自分への手紙の書き方など その他さまざまなワークが紹介されています。 この本の書いている通りにやれば確かに何らかの 気づきはえられると思います。 ただ、心の傷が深すぎる人はフラッシュバックを起こす 可能性もあるので、ある程度自分の心の傷を受け止められる 状態の人の方がこの本は良いと思います。 あと三日坊主の人も・・・ 私は気が向いたときに開く程度にしています。
学陽書房
アダルト・チルドレンと癒し―本当の自分を取りもどす 心の傷を癒すカウンセリング366日―今日一日のアファメーション (講談社プラスアルファ文庫) アダルト・チルドレンと家族―心のなかの子どもを癒す なぜいつも、あなたの恋愛はうまくいかないのか―アダルト・チルドレンの恋愛と結婚の神話 子どもを生きればおとなになれる―「インナーアダルト」の育て方
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